シダキュア シダトレン  スギ舌下免疫療法 スギ花粉症 アレルゲン免疫療法 保険適応 

京都府京田辺市の耳鼻咽喉科・アレルギー科

浜耳鼻咽喉科医院

地域の皆様に信頼される最先端の医療を提供することを目標としております。安心してお気軽にご相談、ご来院ください。

医学博士、耳鼻咽喉科・アレルギー科の学会認定専門医の資格を持ち、京都府立医科大学客員講師でもあります。
花粉症・鼻アレルギーに対する日帰り手術・レーザー治療・免疫療法・スギダニの舌下免疫療法も大学での専門領域の経験を生かして行っています。
インフルエンザ予防接種、ピアスも扱っています。コロナワクチン接種可。

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~地域に密着した医療サービスを目指して~

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スギ舌下免疫療法 (スギ花粉症に対する舌下法によるアレルゲン免疫療法)
 
(2020.3.8.)
シダキュア®(錠剤、5000JAU)が登場し、ほとんどの方がこの薬剤に切り替えが終了しています。シダトレン®(液剤、2000JAU)は2021年3月で製造中止になります。
 
(2018.7.14.)
シダトレン®(液剤、2000JAU)が液体であったのを改良したシダキュア®(錠剤、5000JAU)が発売されました。シダキュア®は錠剤で常温保存可能、5000JAUで濃度が高くより治療効果が期待できる等のメリットがあり、また処方可能年齢が5歳以上からになり(以前は12歳以上)、今までできなかった小学生から舌下免疫療が可能になりました。アレルギーの病態を考えると子供の時から免疫療法をするほうがメリットが高いと考えられますので、スギ花粉症状で困る・投薬を減らしたい・受験に備えたい・妊娠授乳に備えたい等で悩んでいる方は受診相談をお勧めします。
 
(2017.6.1.最新情報)
本年度のスギ舌下免疫治療を新規患者さんに対してスタートしています。ご希望の方は受診の上ご相談下さい。2014年から治療継続されておられる方のスギ飛散期における自覚的改善度は、多くの方で良好と考えます。
 
(2016.5.29.最新情報)
本年度のスギ舌下免疫治療を新規患者さんに対してスタートしています。
 
(2016.1.25.最新情報)
スギ舌下免疫治療の開始は1月~5月を避けるようになっていますので、5月連休明けから6月で新規開始いたしますが、ご希望の方は事前に受診の上ご相談下さい。
 
(2015.7.最新情報)
スギ花粉飛散終了しておりますので、現在舌下免疫治療の新規開始しています。ご希望の方は受診の上ご相談下さい。
 
(2015.3.29.最新情報)
現在スギ花粉飛散中です。舌下免疫治療の開始はスギ花粉飛散終了後の5月連休明けから6月からいたしますが、ご希望の方は事前に受診の上ご相談下さい。
(2014.12.12.最新情報)
10月より現在まで舌下免疫治療が適切と判断した十数人の方にシダトレンを処方していますが、適応があるかどうかは受診・精査しないと判断できませんので、ご希望の方は受診の上ご相談下さい。
 
(2014.10.9最新情報)
昨日よりスギ花粉舌下液(シダトレン®)の保険処方を開始しています。最初の1回目だけは院内で舌下に滴下し、その後30分間副作用が出ないか院内で観察しますので、初回治療開始時は時間の余裕を持って受診して下さい。
(2014.9.13.最新情報)
9月2日にスギ花粉舌下液(シダトレン)の薬価が決定され、10月8日より保険にて処方が可能となりました。舌下免疫療法を考えられている方は、まずは受診して下さい。検査・診察のうえ適応があると判断した方に治療を開始します。スギ飛散期には治療開始できませんので、今年開始するなら10月8日から12月中旬までの開始をお勧めします。薬価は維持量で100.80円ですので、3割負担の方で1日30円程度となります。治療の詳細は2014.3.9.最新情報を見てください。
 
 
(2014.4.4.最新情報)
スギ花粉舌下液(シダトレン®)は4月に薬価(薬の値段)が決まり、6月頃から(治療)処方開始予定でしたが、残念ながら4月に薬価が決まらず、処方開始は10月以降になるとの連絡がメーカー側からはいりました
 
(2014.3.21)  
3/21院長が舌下免疫療法で関西テレビのスーパーニュースアンカーに出演しました
 
(2014.3.12.最新情報)
当院院長は講習会・eラーニング受講修了し、テストも合格し、シダトレン処方可能な登録医師となっています
 
(2014.3.9.最新情報)

スギ舌下免疫療法(スギ花粉症に対する舌下法によるアレルゲン免疫療法)について現時点の最新情報をまとめました。

2014年1月スギ花粉舌下液が、「シダトレン®」という商品名で製造販売承認を取得
 
  増量期(1~2週)用のボトルと、維持期(3週以降)のパック

薬価(薬の値段)は2014年4月頃決まる予定

2014年6月頃から(治療)処方開始予定

  (スギ花粉飛散時の免疫療法開始は望ましくないため)

治療方法:一日一回、舌下に薬を滴下して2分後保持し、その後飲み込む

投与後は、2時間は激しい運動・飲酒・入浴を避ける(これを考えると朝の服薬がよいと考える)

歯科治療中・口内炎・口腔内外傷の時は投与一時中止

副作用としては、治験では1~2%未満の割合で口内炎・舌下腫脹・口腔内腫脹・咽喉頭のかゆみ等が報告あり。 他に消化器症状・喘息様の発作・咳等があり、アナフィラキシーショック(急激な全身アレルギー反応)が出現する可能性も非常に低いが考えられる

治療対象者:12歳~64歳

重症気管支喘息β遮断薬を使用中の方、全身ステロイド使用中の方、悪性腫瘍の方等は適応外

治療期間:最低(2~)3年間が必要

最低(2~)3年間続けて通院・治療継続ができる方、また(新薬の市販後1年間は2週間分しか薬が処方できないので、)シダトレン市販後1年間は2週間に一度通院が必要

効果がでるのも治療開始一年目ではまだ乏しく、二年目から

処方可能な医師:

学会主催の講習会を受けて、eラーニングという講座を受講し、その後eテストに合格し、処方可能な登録医と認められた医師のみ

(どこの医院でも処方可能なわけではありません)

(また、重篤な副作用防止という点からは、厚労省の通知にあるように減感作療法に十分精通した医師・医療機関での使用が望まれる薬剤ですので、今までに皮下注射等の免疫療法を行っている実績のある医療機関の登録医ほうがよりベターかと考えられます)

効果

公表された治験のデーターでは、2シーズン目で総合鼻症状薬物スコア(鼻症状と使用薬に点数をつけ、多いほうが悪い、まったく症状がなく薬も使用しなければ0点)では、実薬群で4.00±2.99 偽薬群5.71±3.70と群間差は-1.71であり、また寛解(鼻眼症状スコアが0~1と無症状から軽症)になったのは実薬群で17.0%、偽薬群8.3%であった。このように症状としては平均で半分位になり、また無症状から軽症の方が2割弱との結果であった

 
(2014.2.16.最新情報)
 スギ花粉症舌下免疫療法については個人により適応が異なりますので、実施可能か、また治療の意味があるかは受診していただいて院長が鼻腔診察・アレルギー検査・今までの治療経過等精査のうえ総合的に判断・説明しますので、希望の方は直接受診して下さい。(電話で詳細な説明を求める方がおられますが、電話での問い合わせでは判断はできませんので受診して下さい)
 
(2014.1.19.最新情報)
 スギ花粉舌下液に対して、2014年1月にようやく製造販売承認がおりました。まだ薬価等は未定で、臨床で治療開始できるのは今年のスギ花粉飛散が終了してからの6月ごろからになる予定です。適応、方法等は2013.8.3.最新情報のとうりです。
 
(2013.9.21.最新情報)
 残念ながらスギ花粉症舌下免疫療法の保険適応は今年は無理で、少なくとも2014年4月以降となるとの情報がはいりました。
 
スギ舌下免疫療法の保険適応(2013.8.3.最新情報)
 先日、厚労省の花粉症研究班の代表者である日本医科大学の大久保教授の講演があり、それによるとまだ未確定ですが、スギ花粉症の舌下免疫療法が2013年末までに保険適応となる可能性が高いとのことでした。プロトコールは今までの研究と少し異なり、2年間続けて毎日舌下に滴下する方法で、適応は12歳以上からとなりそうです。自宅ででき、アナフィラキシー等の重篤な副反応がほとんど起こらないことが最大の特徴ですが、重篤な喘息や心疾患を持っておられる方や、スギ花粉飛散期での治療開始は望ましくないとされています。適宜最新情報をお知らせしていきますが、注射法と舌下法の両方とも長所・短所ありますので、当院では両者ともに対応していく予定です。

 スギ花粉症に対する舌下免疫療法(自由診療)

現在日本で認可・保険適応されているスギ花粉症の免疫療法は注射による方法です(当院でしております)。注射による方法は痛みがある・毎回の通院が大変とのことで効果があってもなかなか普及せず、海外で実績がある舌下法の臨床研究が厚労省の研究班を中心として近年進められてきました。具体的には、スギ花粉エキスを舌下に置いたパンくずの上に滴下し、数分間保持した後、嚥下もしくは吐き出します。エキスの濃度を徐々に上げていくため、最初の4週間は11回毎日行い、その後はスギ花粉飛散終了まで週1回で行います。滴下は自宅で可能なので、毎日の通院は不要です。12月から開始し、4月まで行い、これを35年間繰り返します(研究施設により多少方法が違います)。

薬については注射で使用するのと同じものを使用しますが、医薬品ですので100%安全とは言えません。ただこれまでの試験では注射法より副作用は少なく、12%の方に軽い咳や口のかゆみが報告されています。しかしながら臨床効果では、舌下法では注射法より若干効果が劣るという報告がされています。理解していただきたいのは、マスコミが宣伝するような夢のような治療法でなく、もちろん投薬が不要になる程度に改善する方もいますが、全員が根治するわけではありません(効果のない方もいます)。平均すると、より少ない投薬で症状を減らす治療と考えて下さい。(三重大学の湯田准教授は、舌下免疫療法で薬を飲むのと同程度以上の効果があり、根治は1020%程度、多少は症状があったがとても良かったという人が2030%、効いたと思うという人が2030%で、全体の7080%の人に有効というデーターを出されています

 スギ花粉症の舌下免疫療法はまだ認可された治療法でなく、保険適応の治療は行えません。最も早くて2014年の保険適応が考えられますが、まだまだ先かもしれません。ただどうしても現時点で舌下免疫療法を希望される方もおられるため、(保険適応の注射法による免疫療法をお勧めしますが)自費診療(自由診療)という形で、かつこの治療法に適応していると判断される方であれば当院で治療をいたします。治療費は年間(1シーズン)約7万円程度で予定しています。

 スギ花粉症の舌下免疫療法を考えておられる方は受診のうえご相談ください。



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